ラウール・アセンシオって誰？

レアル・マドリーの往年のファンなら誰でも知っているラウール・ゴンサーレスでも、東京オリンピックで日本を相手に決勝ゴールを挙げたマルコ・アセンシオでもない、偉大な2選手の名前を持つラウール・アセンシオは大西洋のハワイとも呼ばれる暖かな気候が特徴的なカナリア諸島ラス・パルマス生まれ。

地元クラブのベテラーノス・デル・ピラールCFに入団しその後UDラス・パルマス、レアル・マドリーの育成組織へ移籍。

2023年にはレアル・マドリー・カスティージャでプレー、トップチームのラ・リーガ第13節オサスナ戦ではベンチ入りし、主力CBであるミリトンの負傷を機に交代出場しトップチームデビュー。
その後のレガネス戦、ヘタフェ戦、さらには11月のチャンピオンズリーグのリヴァプール戦でもフル出場。

続くアスレティック戦もスタメンフル出場し、アンチェロッティ監督からの信頼を積み重ねている。
21歳という年齢ながら冷静に戦況判断し自陣ペナルティエリア内での1対1の対応にも長けており、184cmの体格を生かし、ラ・リーガの得点ランク上位に位置するクロアチア代表FWブディミルにも負けないフィジカルでオサスナ戦ではリュディガーのサポートも得ながら無失点に貢献。ビルドアップ時には前にスペースがあれば自らドリブルで持ち運ぶこともでき、縦につけるパスも供給できる。
さらにそのオサスナ戦ではベリンガムの裏抜けに合わせるロングフィードでアシストを記録。視野の広さと正確なフィードを披露し、最終ラインの相棒リュディガーやルーカス・バスケス、フラン・ガルシアらから盛大に祝福を受けた。

今後ミリトンやアラバが怪我から復帰したときにレギュラーの座を維持できるか楽しみである。

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