リーガ初アシストを記録したエスパニョールの若手ロカとは

アントニウ・ロカ。カタルーニャ州マルトレル生まれ。育成年代ではカタルーニャの複数クラブを渡り歩きFCバルセロナのカンテラ、ラ・マシアにも4年間在籍し、最終的にはRCDエスパニョールへ。

今季の開幕節バジャドリー戦でアレホ・ベレスとの交代出場でラ・リーガデビュー。ラ・リーガ第13節バレンシア戦ではハビ・プアドの先制点をアシストし、ラ・リーガでの初アシストを記録。

今季は5試合で途中出場を果たしその後のオサスナ戦、バレンシア戦ではスタメンに名を連ねている。

守備時は最終ラインのサイドやそのひとつ前にポジションをとることもあるが攻撃に転じた時にはウインガーの位置、逆サイドにボールがある場合には中央に詰めてフィニッシュを狙いに行くことが数多く見られる。

ボールを持った際には相手の裏にボールを転がしスピードを活かし相手と入れ替わるプレーや相手をかわしてクロスを上げるプレーがほどんどで、自らの攻撃オプションのバリエーションは多いとは言えない現状がある。

ロカを起点とした攻撃が少ないため個人で局面を打開するところは今のところあまり見られないが、ボールに触る時間が増えればその真価を発揮する可能性は十分に感じられる。

ファイナルサードやミドルサードでは自らドリブルだけでなく視野広くフリーの選手を見つけパスを出すこともでき、中央のボランチからシャドーのポジションでプレーしても遜色ないのではないだろうか。

まずは着実に出場時間を伸ばし、チームの中心になることに期待したい。

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